D病院による給与の違い

前述のように2011年の看護師の平均年収は約468万円で、一般の給与所得者の平均年収約400万円を上回っています。しかも、看護師の給与は景気などに左右されずに安定していることも大きな強みと言えます。しかし、詳しく実態を見てみますと、病院毎の看護師の給与格差は意外に大きく益々広がっているようです。やはり、一番大きいのは地域格差で、関東では都内とその周辺地域の病院の給与とその他の地域の給与では格差が広がっています。つまり、東京・埼玉・神奈川・千葉の都市部と茨城・栃木・群馬などとの格差です。同様に関西では大阪・京都・兵庫の都市部の給与水準が高く、その周辺地域との格差は広がっています。また、病院の規模によっての給与格差も広がっています。総合病院の場合、看護師の仕事は病院の規模によってそれ程大きく違う訳ではありませんが、給与は福利厚生面も含めると格差は大きいと言えます。また、専門学校卒の看護師と大学卒の看護師では約2割の給与格差があり、准看護師と看護師には1.5倍の給与格差があることも事実です。従って、給与をアップさせるためには看護師のキャリアアップとともに、より規模が大きな都市部の病院の方が給与水準が高いことは否定できません。